当法人は大分県より 健康経営事業所 に認定されています

当法人は、2019年より健康経営事業所に認定されています。
医療法人 博慈会 健康経営宣言
医療法人 博慈会 内田病院は創業以来、地域に根ざした医療と介護の実践を重ねてきました。
医療法人 博慈会 内田病院の理念「誠意のある安心医療の提供」を全うするためには、まず、職員がいきいきとやりがいを持ち、かつ心身ともに健康であることが必要です。職員をはじめ、その家族が心身ともに健康であることが、当法人の発展のみならず地域住民の皆様へのより良い医療の提供につながり、医療の提供につながると考えます。私たちは心身の健康に関するさまざまな活動を通して、健康経営に積極的に取り組み、職員の健康増進と職場の活力向上を組織一体となって推進いたします。
健康経営推進体制

- 全国健康保険協会 大分支部との連携
一社一健康宣言を通して、協会けんぽとともに職場の健康づくりを共に図っています。
また定期健康診断の結果データを共有し、自社の健康課題の抽出と対策に役立てています。 - 取引先や他社の健康経営支援
| 取引先名 | 株式会社セスナ |
|---|---|
| 支援内容 | 自社企画のウォーキングイベントへ参加を募り、運動機会の提供とコミュニケーションの促進を支援しています。 |
健康経営戦略マップ
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健康経営による目的と目標
健康経営で解決したい経営上の課題
当法人の理念である「誠意のある安心医療の提供」を行うためには、その医療・介護を提供する職員が身体的にも精神的にも健康で、生き生きと継続的に働き続けられる環境が重要だと考えます。また、少子高齢化が進む中で新規採用者の獲得と経験値の高い優秀な人材の定着は、安定した組織運営を継続するために重要な課題です。
健康経営の実施により期待する効果
医療・介護を提供する職員が心身ともに健康であることがすべての基礎であると捉え、その環境が整うことで組織の活性化に繋がり、結果的に職員満足度の向上に繋がることを期待します。具体的な指標を「離職率の低下」とし、厚労省が公開する「令和5年度の雇用動向調査」の15.4%に対し、当法人は12.0%と下回っていますが、更に離職率が低下するように取り組みを行っています。
制度・施策
1.心と身体の健康づくり
- 定期健診後の二次健診の推進、高リスク者への対応、重度化予防の徹底、特定保険指導の促しなど
- メンタルヘルス対策として、ストレスチェックの実施と受検率の向上、メンタルヘルスケアの推進
- 食生活の改善に向け、情報発信や従業員参加型の体験イベントの開催、職員食堂利用の促しなど
- ウォーキングイベント(うちだウォーク)の企画・開催
- ウォーキングアプリ(あるとっく)による運動習慣の定着化など
- 体組成計を利用した自社イベント(法人内InBodyチャレンジ)の企画・開催


2.職場環境の整備
- 職員の勤務時間を常に把握し、長時間労働対策を推進します。
- 有給休暇の取得状況を常に把握し、取得率の促進を図ります。
- 職場の良好なコミュニケーションの醸成のために、各クラブ活動の大会参加費助成を行います。


取り組みと成果
●健康課題
(単位:%)
| 項目 | 目標値 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|---|
| 定期健康診断受診率 | 100 | 100 | 100 | 100 |
| 精密検査受診率 | 100 | 63.1 | 62.8 | 63.4 |
●運動習慣
(単位:%)
| 項目 | 目標値 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|---|
| 1日30分以上の汗をかく運動 | 22.0 | 16.8 | 21.2 | 21.3 |
| 身体活動を1日1時間以上 | 63.0 | 57.4 | 55.0 | 62.6 |
| 同年代同性と比較して歩く速度が速い | 46.0 | 45.2 | 45.0 | 43.9 |
●食生活
(単位:%)
| 項目 | 目標値 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|---|
| 就寝前の2時間以内に夕食をとることが週に3回以上ある | 29.0 | 29.7 | 35.8 | 31.6 |
| 朝食を抜くことが週3回以上ある | 30.0 | 30.3 | 39.7 | 36.1 |
●食生活
(単位:%)
| 項目 | 目標値 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|---|
| 喫煙率 | 14.0 | 20.0 | 18.5 | 14.2 |
●飲酒と睡眠
(単位:%)
| 項目 | 目標値 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|---|
| お酒を毎日飲む(飲酒量は問わない) | 7.0 | 14.8 | 13.9 | 7.1 |
| 睡眠で休養が十分に取れている | 46.0 | 47.7 | 44.4 | 45.2 |
●職員のパフォーマンス指標
(単位:%)
| 指標 | 測定方法/回答率 | 目標値 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|---|---|
| アブセンティーズム | 傷病の休職状況(メンタル含む)の割合 =(全従業員の欠勤日数合計÷全従業員の所定労働日数合計)×100 |
3 | - | - | 4.1 |
| プレゼンティーズム | SPQ(東大1項目版) | 25 | - | - | 27.8 |
| 測定人数/対象人数 回答率 |
95 | - | - | 92.1 | |
| ワークエンゲージメント | ユトレヒトワークエンゲージメント尺度 UWES-9 | 4.5 | - | - | 3.9 |
| 測定人数/対象人数 回答率 |
100 | - | - | 97.1 |
仕事と介護の両立支援について

相談者より相談窓口担当者へ相談があった場合、まずは内容を聴取します。
その後、状況に応じて本人・当該部門長・事務部課長にて三者面談を行います。
女性特有の健康関連課題に対する対応について

働く女性の健康づくりについてチーム内で協議・検討を行っています。
男性職員にも正しい知識と理解促進を図り、協力体制が取れるように支援していきます。
長時間労働者に対しての取り組みについて

担当者は、定期的(月1回)に長時間労働の有無をチェックし、院内管理者会議にて資料を
用いて報告を行う仕組みとなっています。
長時間労働者がいた場合には、本人の上長を呼び出し、理由等を聴取した後、面談指導を
行うことで長時間労働の是正を図っています。
心の健康課題に対しての取り組みについて

相談窓口への相談は、対面だけではなく、書面での相談も可能としています。
いずれの相談方法でも、一番初めに守秘義務の遵守についてお約束をします。
カスタマーハラスメントに対しての取り組みについて
当院では、お取引のある企業や患者さま・ご家族とのより良い信頼関係を築くため、カスタマーハラスメントへの適切な対応を重要な課題と捉えています。その一環として「カスタマーハラスメント対応マニュアル」を作成し、全職員への周知を行っています。本マニュアルに基づき、職員が安心して業務に従事できる環境を整えるとともに、これからも安全で質の高い医療の提供に努めてまいります。
